大型連休間もなく終了(-_-;)
新型感染症による行動制限のない連休、ということで今年のゴールデンウィークはずいぶん前から多くの人の期待を集めていましたね。テレビでも、連日交通渋滞の様子や混雑する新幹線の様子、そして海外への出国ラッシュの光景を競って放送していましたよ。そして、いよいよ連休も暦では今日で終了です。そうです。おそらくは何も感じない人などほぼほぼいない連休ラストを迎えましたよ。もう昨日くらいからTwitterでは、かなりネガティブなのが目立つようになっています。自分よりも大変で、困り感にあふれている人はいないか、そんな人を見つけては少しでも怯える自身の心を労わっている、そんな人も決して少なくはないだろうと思うのです。
これでこの先やれるかな(・・;)、と思っていた新任教師時代
もうずいぶん前のことであり、時代が違いますよ、と言われればその通りですが、新任教師時代の私は、大型連休終了どころか、休日が終わるたびにとてつもない不安の中にいたものでした。30年以上も前のことですが、現在とそう状況は変わってなかったと思いまよ。「サザエさんシンドローム」みたいな言葉は、誰もがその意味を想像できるようになりましたね。サザエさんが始まるころには、心の中から消えていた先週までの学校での思わしくない記憶が鮮明に思い出されて、授業プランへの不安も重なり、相性の悪い生徒の顔も脳裏をチラつきだしたら、もういてもたってもいられないほど、絶望的な不安の中にいたものでした。私がそのたびに思っていたことは、「こんなんで、この先やっていけるのかな?」ということであり、自ら選んだ教師という仕事でそんなネガティブにしか考えられない自分が悔しくて仕方なかったのを覚えています。両親は私が教師となったことにたいそう満足していたりしたこともあり、私自身はとても苦しかったのです。
人の中で苦しみ、人の中で救われた日々
そんな新任教師時代を過ごした私も、気づけば37年間ものあいだ学校とかかわりながら何とか生きてきました。取り立てて大きな欠点はありませんでしたが、特に自慢できるような教科指導力も生徒指導力も持ち合わせいまま、これまで生きることができました。ラッキーでしたね、と言われれば、私自身そう思いますし、それまでのことですが、今の私に、もし若い先生たちにに何か語ることがあるとすれば、それはただ一つ、苦しんで大変だったのはもちろん人間関係だったけど、そんな私を活かしてくれたのも人間関係だった、ということですよ。これは禅問答のようなことではなく、相性の悪い生徒や保護者との関係で傷ついた私を救ったのは、苦しみの中で縋るように求めた多くの相性の良い人々とのふれあい以外ではありえない、ということです。教師無理だなぁ、と考えたことは星の数ほどありましたが、苦しみながらもたくさんの人々の中でそれを超えてきたと思うのです。もちろん、だからと言って、もう教師やめたい、と思っている人にやめないほうがいいよ、なんて軽薄なアドバイスはできません。ただ、一人では乗り越えられなかった、これだけはどうしようもない事実ですよ。本当にかっこ悪いけど、たくさん弱音を吐きながら、必死でその時々を紡いできたのでした。『いつも心に太陽を!』そう口に出して……。

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