うちの子は、「やる気」さえ出ればきっと成績も伸びるはず……、 そんなふうに考えたことはありませんか？たいへん残念なお知らせになってしまいますが、「やる気」という概念は、実は存在しないことが脳科学の研究で明らかになっています。厳密に言うと、「やる気が出ない」のではなく、「やる気を出さないという選択をしただけ」ということが研究の結果わかってしまったのです。人は、何かを始めるときに「やる気」は必要ありません。「やる気」の正体は、脳内で分泌されるドーパミンですが、このドーパミンは、実際に行動しないと分泌されない物質なのです。神経伝達物質ドーパミンは、「快楽ホルモン」とか、「報酬系ホルモン」と言われ、実際に行動した結果、小さくても成果を得ると分泌されることがわかっています。やればやるほど結果的に「やる気」は増幅されるわけですね。「やる気になってから始める」のではなく、「とにかく始めてやる気を出す」、それ以外方法はない、これが私たち人間なのです。そう考えると、お子さんへの言葉がけも少し変わってくるような気がしませんか？
『いつも心に太陽を！』
コメント